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3月12日(日)伊勢湾流域圏の再生シンポジウムVol.2 開催

昨年四日市での開催に引き続き、今年は名古屋にてシンポジウム第2弾を開催します。

また当日10:00〜、同会場別室(ウインクあいち1105)にて「生物多様性条約 COP13報告 in 名古屋!」(主催:国連生物多様性の10年市民ネットワーク)」も開催されます。ぜひお出かけください。


昨年、1月31日に四日市で第一回シンポジウムが成功裏に行われ、その後「伊勢湾流域圏再生実行委員会」が立ち上がりました。シンポジウム当日読み上げられた伊勢湾流域圏の再生シンポジウムアピールでは「各行政・事業それぞれの既存の計画 や施策を乗り越えて『流域圏という生態系の価値を高めること をベースに置いた統合政策』へと舵を切るダイナミックな転換の動きは未だ始まっていません」と謳われました。

 

生物多様性条約COP10で採択された「愛知目標」の達成期間 が残り4年となった今回、「愛知目標」の達成に向けた日本の「流域圏政策」の課題を確認し、さらに長良川河口堰の最適運 用方法、三河湾再生の課題について専門家から具体的に問題 提起をいただきながら、議論を進めていきたいと思います。

 

 

下記よりチラシをダウンロードいただけます。

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伊勢湾流域圏の再生シンポジウム
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日時 : 2017年3月12日(日)13:30〜16:45(開場13:00)

会場:ウインクあいち 1302

資料代 500円/学生無料

※予約不要(当日会場へお越し下さい)


PROGRAM

13:30 挨拶

13:35~ 講演(各30分)

 

◎講演1

伊藤達也(法政大学文学部教授)

長良川河口堰最適運用方法の模索-5年間の経験から

 

◎講演2

磯部 作(放送大学客員教授)

伊勢・三河湾の環境の状況と漁業

 

◎講演3

吉田正人(筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)

「愛知目標」の達成にむけた日本の「環境政策」の課題

 

15:15~ 

◎シンポジウム

パネリスト:伊藤達也/磯部 作/吉田正人

コーディネーター:

  高山 進(伊勢•三河湾流域ネットワーク代表世話人)

司会:

  三石朱美(国連生物多様性の10年市民ネットワーク)

 

16:00~ 現場から活動報告 


会場詳細はこちら>> http://www.winc-aichi.jp/access/




2017年 連続市民学習会「よみがえれ長良川」のお知らせ

2017年、新しい年を迎えました。今年こそ、長良川河口堰の開門調査を実現しましょう。

さっそく、長良川の魅力を再発見する、春にふさわしい学習会を2/16、3/25連続企画しました。大橋亮一さん、磯貝政司さん、高橋恒美さん、平工顕太郎さんなど長良川で生活し、見守ってきた人々のお話です。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

詳細はチラシをご覧ください。


下記よりチラシをダウンロードいただけます。(裏面あり)

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2017連続市民学習会.pdf
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第1回〜長良川漁師口伝

2月16日(木)午後 6:30〜8:30

会場:メディアコスモス かんがえるスタジオ1

◆語り手:

 大橋亮一さん(長良川漁師)

 磯貝政司さん(長良川写真家)


第2回〜長良川の昔とこれから

3月25日(土)午後 1:30〜4:30

会場:メディアコスモス かんがえるスタジオ 1・2

◆講演1「長良川と鮎鮨街道」

 講師:高橋恒美さん(フリージャーナリスト)

◆講演2 「清流長良川で世代をつなぐ」

 講師:平工顕太郎さん(「結の舟」代表、長良川漁師)

 




10/29「日韓NGO湿地フォーラム」で長良川河口堰問題を報告しました。

参加した各国のみなさん

長良川市民学習会から長良川河口堰問題の報告

10月29日(土)第11回日韓NGO湿地フォーラムが岐阜市民会館で開催されました。よみがえれ長良川実行委員会は開催に協力するとともに、長良川市民学習会から「長良川河口堰開門への課題と日韓交流」と題して現地からの報告をしました。今後、河口堰問題にも注目し来年のフォーラムはナクトンガン河口堰があるプサンで開催?の話も上がりました。

 

なお、翌30日(日)に同会館で国際湿地NGOワークショップが、31日(月)は長良川エクスカーションが行われました。

これらの様子は以下PDFをご覧ください。

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11/5「第26回 アユの産卵を見る会」のおしらせ

11月5日、26年前より続けられている「アユの産卵を見る会」が開催のご案内です。

長良川のアユの生態が長良川河口堰建設によってどのように変化するのかをモニタリングするために、長良川河口堰建設前より「定点観測」が継続して行われています。

 

産卵場から水中カメラのLIVE映像を中継して川岸のスクリーン投影します。同時に、撮影地点から新村安雄(フォトエコロジスト)さんがアユの生態、産卵等について解説をします。ぜひご参加ください。

◆日時:2016年11月5日(土)

 第1部 アユの産卵観察会:午後4時より午後6時まで

 第2部 アユを送るたき火会 午後6時30分 ~ 朝まで

 

◆場所:岐阜市 元浜町地先 

   長良橋下流400m左岸(金華山側)

 

◆参加無料




10/8-11ナクトンガン河口堰視察と交流の旅

10月8日~11日、粕谷志郎代表を団長に9名でよみがえれ長良川実行委員会主催「ナクトンガン河口堰視察と交流の旅」を行いました。

 

9日、4大河川事業で建設されたハマン堰から河口まで下りながら釜山の市民団体に、案内していただきました。途中、漁民の皆さんと交流、河口堰に加え4大河川事業で「川が死ぬ」姿を知りました。夕日に輝く河口の風景に感動しながら市民団体との交流を深めました。

 

10日、釜山広域市庁で、堰開放をめざす釜山広域市河川再生推進団から取り組みの説明を受け、午後、推進団長ほか職員の皆さんの案内で河口堰や取水施設の見学をしました。河口堰開放に向けた釜山の官民一体となった取り組みに感心しました。

 



10/29(土)「日韓NGO湿地フォーラム」で現地からの報告をします。

 10月29日(土)第11回日韓NGO湿地フォーラムが岐阜市民会館で開催されます。よみがえれ長良川実行委員会は開催に協力するとともに、長良川市民学習会が「長良川河口堰開門への課題と日韓交流」と題して現地からの報告をします。

なお、翌30日(日)には同会館で国際湿地NGOワークショップが開催されます。

 

詳細は、右のチラシをクリックしてご覧ください。下記よりPDF版もダウンロードいただけます。

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 第11回日韓NGO湿地フォーラム

◆日時:2016年10月29日(土)30日(日)

◆会場:岐阜市民会館

 29日:会議室80

 30日:展示ギャラリー

岐阜市美江寺町2丁目6番地 TEL058-262-8111 

 

主催:NPO法人ラムサール・ネットワーク日本

共催:韓国湿地NGOネットワーク

協力:よみがえれ長良川実行委員会 




10/23(日)「サツキマスの産卵観察会」にご参加ください

恒例の「長良川水系・水を守る会」主催のサツキマスの産卵を見る会が、10月23日(日)に開催されます。

 

道の駅「明宝」駐車場に12:00集合。水中ビデオカメラをサツキマスの産卵床にセットし、モニターにて産卵行動を観察します。

 

詳しくは http://nagarariver.blog10.fc2.com/ をご覧ください。

 




環境デイなごや2016「よみがえれ長良川」ブース盛況

9月17日(土)名古屋市久屋大通公園で開催された「環境デイなごや2016」によみがえれ長良川実行委員会は、昨年に引き続きブース出展しました。

今年は、長良川河口堰のヘドロと揖斐川の砂の現物を比較展示することができ、多くの人が「これ何ですか?」と注目し足を止めました。長良川河口堰のことを知っている人が多く、「 河口堰は要らない。早く開けてほしい!」との声が聞こえました。若者からは「私たちにできることは何ですか?」と鋭い質問も受けました。




第3回長良川連続講座の講演動画と配布資料がご覧いただけます。

7月31日に行われた愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会主催の長良川連続講座「なぜ開門調査をめざすのか-韓国の事例と伝統漁法から学ぶ-」の動画がYouTubeにUPされましたのでご覧ください。ナクトンガン河口堰の開放をめざすプサン広域市の取り組みがよく分かります。

 


連続講座第3回 「清流長良川流域の域の生き物・生活・産業」

2016年7月31日@ウインクあいち(愛知県産業労働センター)企画:愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会流域チーム)

 

なぜ開門調査をめざすのか:韓国の事例と伝統漁法から学ぶ

~ 開けゴマ! 川と海、ぎっしり詰まった宝よ、出てこい! ~

第1部「長良川とナクトガン」

第2部「川漁師と伝統漁法」


○講演1「釜山市の河口堰開門への取り組み」

李根熹((釜山広域市気候環境局長)

 

○講演2 「長良川河口堰開門調査の検討の現状」

小島敏郎(青山学院大学国際政治経済学部 教授/弁護士/愛知県政策顧問)

 

○パネル・ディスカッション

出演者:李根熹/小島敏郎/伊藤達也(法政大学文学部 教授)/武藤仁(長良川市民学習会事務局長)

 

○写真と語りによる長良川の自然と伝統漁法

磯貝 政司 氏 (写真家)/大橋 亮一 氏 (長良川漁師)

 

○ワイワイ談義

磯貝政司 氏/大橋亮一 氏/秋山雄司 氏 (元天竜川漁業協同組合長)/蔵治光一郎 氏 (東京大学 准教授)/山本敏哉 氏 (豊田市矢作川研究所主任研究員)/司会:原田さとみ 氏 (エシカル・ペネロープ株式会社代表取締役)

 

下記リンクページより当日配布された講演資料もご覧いただけます。

http://www.pref.aichi.jp/soshiki/tochimizu/nagara-kouza3.html


「166キロの清流をとり戻すために」

愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会

2016年7月31日発行

 

また、当日配布されたパンフレットも愛知県のHPに掲載されました。

愛知県の検討委員会が5年間積み上げてきた内容も、磯貝政司さんの写真もとても素晴らしいです。運用から21年、河口堰は本当に必要だったのか?塩水の遡上は科学的に説明されているのか?プチ開門は具体的にどうやって行われるのか?とてもわかりやすく解説されています。またダム撤去など、世界の河川再生の事例も紹介されています。是非HPからご覧ください。

 

下記リンクページよりPDF版がダウンロードできます。

http://www.pref.aichi.jp/soshiki/tochimizu/nagara-sasshi.html

 

  




連続講座「なぜ開門調査をめざすのか―韓国の事例と伝統漁法から学ぶ」開催される。

愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会は、7月31日(日)韓国プサン広域市気候環境局長を講師に招聘しウインクあいちにおいて第3回長良川河口堰連続講座を開催しました。ナクトンガン(洛東江)の環境改善のために河口堰の来年部分開放、2025年全面開放をめざすプサン広域市の取り組みに学ぼうとするものです。講演を受けたシンポジウムには長良川市民学習会・武藤事務局長もパネラーとして登壇しました。

写真左)李根熹 気候環境局長

〈連続講座参加者から〉

 ゲストの李さんから、韓国の釜山市の洛東江(ナクトンガン)の河口堰の開放事業の詳しい報告がありました。

 資料によれば、洛東江河口堰は1987年に完成。2007年にあった「河口堰築造20年評価シンポジウム」で「洛東江は流されるべきだ―汽水生態系復興に向けた河口堰管理方案」が提案され,以来様々な運動が行なわれてきたようです。会場からは「行政が何故、開門に熱心なのか」「住民運動と政治の距離が近いのはなぜか」という質問がありました。それには、「韓国では1987年の民主化運動があり、各種の市民運動の活動が日本より活発で,大統領選挙や市長選挙などで国民の声をとりいれ公約に掲げられるようになったこと」などがあるという説明がありました。武藤さんからは、川の状況や歴史の違いはあるが、今後も情報交換をしながら開門を目指したいという意見が述べられました。

 この集会の2部では写真家の磯貝さんの美しい写真と大橋さんの語りで長良川の今昔が紹介されました。大橋さんによれば,最盛期には1000匹以上捕ったこともあったサツキマス漁は今年は僅か48匹だったそうです。

  「大橋さんが現役で漁をしておられるうち、ぜひ開門を実現したい」という小島座長の想いが紹介され、ほぼ満員の会場からも同感の拍手でした。◆田中



2016長良川リバーツアーを楽しみました。

行程は千鳥橋から長良橋まで。この間は上流のような厳しい荒瀬は無く小学生の子ども達も楽しむことができます。

例年は午前と午後の2回行うのですが、今年は午後から愛知県主催「長良川連続講座」と重なったため午前の1回だけ。参加者は小学生4名含め13名での参加。ラフトの指導は「河口堰建設に反対する会」の皆さんにお世話になりました。



7/31河口堰開放めざす韓国プサン広域市を招いて愛知県が講座開催

 プサン広域市では1987年に建設されたナクトンガン(洛東江)河口堰を来年部分開放し、2015年に完全開放をめざす動きが進んでいます。ナクトンガンは長良川の3倍を超える525km、河口堰も長良川の3倍を超える2,230mとスケールの大きなものです。

 愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会はプサン広域市気候環境局長を講師に招き、7月31日(日)ウインク愛知において長良川連続講座「なぜ開門調査をめざすのか 韓国の事例と伝統漁法から学ぶ」を開催します。貴重な話が聞けます。

 受講を希望される方は、愛知県土地水資源課(052-954-6121)に申し込んでください。詳しくは連続講座チラシをご覧ください。

詳細はチラシをご覧ください。

下記よりダウンロードできます。

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「清流長良川流域の生き物・生活・産業」連続講座Vol.3

なぜ開門調査をめざすのか

韓国の事例と伝統漁法から学ぶ

 

日時:7月31日(日) 13:30開演(13:00開場)〜16:30

会場:ウインクあいち (名古屋駅徒歩5分)

主催:愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会

 

参加無料 ※要参加申込/締切:7月24日まで

連絡先:愛知県振興局土地水資源課

TEL.052-954-6121  / FAX. 052-961-3293

Email. tochimizu@pref.aichi.lg.jp

 

第1部 13:30~15:00 「長良川とナクトンガン」

●李根熹 Lee,Geun Hee(釜山広域市気候環境局長)

●小島敏郎(愛知県政策顧問/青山学院大学教授)

●伊藤達也(法政大学教授)

●武藤仁 (長良川市民学習会事務局長)

 

第2部 15:10~16:30 「川漁師と伝統漁法」

●大橋亮一 (長良川漁師)

●磯貝政司(写真家)

●秋山雄司 (元天竜川漁協組合長)

●蔵治光一郎(東京大学准教授)

●山本敏哉 (豊田市矢作川研究所主任研究員)

司会 原田さとみ(エシカル・ペネロープ代表/タレント) 




長良川の環境改善を求める要請行動

2016.5.27 岐阜県庁にて

昨年、4年ぶりに突如「木曽川水系連絡導水事業の関係地方公共団体からなる検討の場」(幹事会)が開催されました。私たちは、事業継続に踏み切る動きとして危機感を持っています。長良川流域市民団体を中心に作る21団体「よみがえれ長良川実行委員会」では、5月27日、岐阜県に対し以下3項目についての要請行動を行いました。

※要請書詳細は添付PDFをダウンロードの上、ご参照ください。

 

1.「検討の場」において本事業による長良川の環境悪化の危惧を表明し、

  事業の継続・推進の発言をやめること。

 

2.長良川河口堰開門調査を検討すること。

 

3.ダムによらない伝統的防災施設施策の充実をはかり、

  内ヶ谷ダム建設事業の再検討を行うこと。

 

岐阜市に対しては3月議会で「木曽川水系連絡導水路事業の「継続」を容認しないことを求める請願」を行いましたが、反対意見がないにもかかわらず、12/38(民主、無所属、共産)の賛成少数で採択されませんでした。 名古屋市に対しては「導水路はいらない!愛知の会」が軸となり、懇談やレクチャー活動を進めています。引き続き、関係自治体の発言を注視していきます。

 

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2016.5.27岐阜県へ要請.pdf
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2016.5.22 長良川下流域環境観察会《報告》

参加者12名。真夏の日差しでしたが、乾いた風でさわやかさも感じられました。い つも測定している河口から4km地点(河口堰は 5.4km)で川底の土砂採 取をしました。水温はどちらも20.0°C。 揖斐川は、砂、酸化還元電位は+222mV 砂の中に小さいシジミが2 個。最近個数が少なくなっているような気がしていましたが、地元の人 の話ではこの2,3年揖斐川ではシジミ漁獲量が激減しているとのことです。

長良川は、ヘドロ 。酸化還元電位は-227mVで、酸素で生きる生 物は存在しません。 

 

午後は、ヨシハラに入っての観察。長良川では鳥の声は聞こえま せん。オニグルミなどの樹木の林になっている。3分間のカニ採取 では6匹が採れました。でもどこから来ているのか?アカテガニ。

揖斐川では広いヨシハラが広がりオオヨシキリの鳴き声でにぎや か。カニは3分で約20匹のベンケイガニ、クロベンケイガニが獲 れました。赤ちゃんが多い。 

 

木曽三川公園の岸辺の状況。コンクリートの階段だけで何もいな い長良川はパスして木曽川を観察しました。この日は干満差2mの 日。引き潮時の木曽川の岸辺は豊かな干潟が現れ、子ども連れのファミリーがたくさん遊んでいました。子どもは泥にまみれて楽しそうに遊んでいました。お父さんが持 つバケツにはシジミ採りの成果がたくさん入ってました。岸辺の芝生スペースはバーベキューを囲む数 十組の若者グループやファミリーでにぎわっていました。◇報告:武藤

 



「2016長良川を観、楽しむ!」☆参加者募集中☆☆

「2016 長良川を楽しむ!」申し込みを締め切りました。

5.22 長良川下流域環境観察会


船に乗り採泥し川底を調査します。長良川河口堰がおよぼす環境影響を観察します。木曽川や揖斐川のヨシ原にも入り比較観察します。

2016年5月22日(日)

10:00〜15:00

10:00集合/集合場所:桑名市住吉神社北側駐車場

参加費:1,500円(学生500円)

昼食は各自持参

 公共交通機関をご利用の方は、別途事務局がご案内します。

★ 満員御礼!参加受付は終了しました。 ★


7.31 長良川リバーツアー


上中流にダムが無い清流長良川を千鳥橋から長良橋までラフティングで下り、水遊びを楽しみます。

 2016年7月31日(日)

午前の部 10:00~12:00

集合場所:岐阜市長良橋北詰下流側川原

参加費:1,000円

 就学前のお子様は参加できません。

 濡れてもよい服装でご参加ください。(着替え場所あります)



参加申込み、お問い合わせは下記まで。

Tel. 090-1284-1298(武藤)/Fax. 058-242-3054/Email. mutohitoshi@yahoo.co.jp 


観察会&リバーツアーのチラシをダウンロードいただけます→

 

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3月岐阜市議会に導水路問題で請願提出

 2月26日(金)よみがえれ長良川実行委員会は、岐阜市議会に対し「木曽川水系連絡導水路事業の「継続」を容認しないことを求める請願」を提出しました。

 これは導水路事業「検討の場」における岐阜市の発言が市民の声を全く反映していないばかりか、事業の「継続」を期待するかのごときものであることに危機感と憤りを感じ提出したものです。3月市議会は3月3日~25日の予定です。




木曽川水系連絡導水路事業の「継続」を容認しないことを求める請願

 

平成28年2月26日 

 

岐阜市議会議長 竹市 勲 

 請願者  住所   岐阜市中新町4

 団体名  よみがえれ長良川実行委員会

      氏名   代表 粕谷志郎     

     (連絡先)

      岐阜市日野東7丁目11-1

      武藤 仁 090-1284-1298

 紹介議員 松原 徳和

      高橋 和江

      田中 成佳

      服部 勝弘

      堀田 信夫

      井深 正美

      原 菜穂子      

 

木曽川水系連絡導水路事業の「継続」を容認しないことを求める請願

 

請願趣旨

 昨年11月11日、木曽川水系連絡導水路事業の「再検証」にかかる関係地方公共団体からなる検討の場(以下「検討の場」という)(幹事会)が開催されました。これは前会議ならびにパブリックコメント以来4年ぶりの開催で、今後、「学識経験を有する者、関係住民、関係地方公共団体の長、関係利水者からの意見聴取」を経て、対応方針(案)の決定をするとされています。

 本事業計画については、長良川の環境悪化を心配する岐阜市民の声が高まり、国はあれこれ修正を加え市民に説明しようとしましたが、納得できるものではなく回答不能のまま中断し、2009年秋には「凍結」となっています。そして2010年秋からは他のダム等の84事業の一つとして「再検証」の対象となっています。

 しかし、この「再検証」には大きな問題があります。常識では考えられないような「代替案」を持ちだし比較して「検証」するもので対象事業の大部分が強行に「継続」決定されています。今回の4年ぶりの「検討の場」の再開に大きな不安を覚えます。

 本事業は、凍結決定と「検討の場」の長い空白の中で、マスコミ報道も少なくなり、本事業が「立ち消えたもの」と思っている市民も多い状況のもと、「検討の場」において岐阜市は本事業を「長良川の環境と水道水源の改善になる」として根拠のない期待で事業継続を容認するかのごとき意見を表明しています。これは市民の「長良川の環境悪化の不安」を無視するどころか、全く反対の意見表明であり、重大な問題です。

 徳山ダムの水を長良川(岐阜市長良古津付近)に放流することは、世界農業遺産に登録された「清流長良川の鮎」に大きなダメージを与えことにとどまらず、次世代に残さなければならない岐阜市民の最大で最良の宝を失うことにもなりかねません。岐阜市民として疑問と不安を抱えたままでの導水路事業の「継続」は到底認められません。 

 以下のことを市議会として決議して頂きたく、請願いたします。

 

(1)岐阜市は市民の疑問を残したままの導水路事業の「継続」を容認しないこと。

(2)市民に開かれた「導水路事業が長良川に及ぼす環境検討会」(仮称)を設置し市民の疑問・不安にこたえること。

 





1月31日(日) 伊勢湾流域圏の再生シンポジウム 開催

三重県四日市市で長良川を含む伊勢湾流域の再生を考えるシンポジウムを開催します。ぜひご参加ください。

海と山をつなぐ長良川と伊勢湾は多様な生態系を育むひとつの生命流域です。伊勢湾の環境保全の歴史をふりかえるとともに、「川〜沿岸流域〜海」を一体として保全していく視点から、これからの伊勢湾流域圏の再生を考えます。


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伊勢湾流域圏の再生シンポジウムちらし(A4版/2頁)
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2016年1月31日(日)

13:30〜16:00(開場13:00)

会場:じばさん三重 6Fホール

定員:100名/資料代500円 ※学生無料

★要予約:資料準備のため事前予約をお願いします


〈会場のご案内〉じばさん三重(6Fホール)

近鉄四日市駅より徒歩5分

JR四日市駅より徒歩20分/車で5分

東名阪自動車道「四日市I.C.」より約20分

※近隣の有料駐車場をご利用ください。

★会場南に隣接する「博物館四日市公害と環境未来館」

 午前中にぜひ見学してください!



2015年 サツキマスの産卵観察会(報告)

10月25日(日曜日)に郡上の吉田川で行なわれたサツキマスの産卵観察会(主催:長良川水系・水を守る会)に参加。参加者は30~40名ほどで子ども達も多く参加していました。〈写真1〉

 

観察場所は吉田川中流部にかかる天龍橋付近。産卵場所は写真の手前の流れが緩いところから瀬に入った所で、水中カメラを設置しモニターにて観察します。〈写真2〉

観察場所の岩場にはダイモンジソウが群生していて、この付近でこの花が咲く頃がサツキマスの産卵時期にあたるそうです。〈写真3〉

モニターを見ると大きなサツキマスの雌雄2匹とアマゴが数匹。〈写真4〉
                           
サツキマスのサイズは40~45センチ程度、写真の左のものが雌、そのすぐ後ろについているのが雄で、その周囲にいる小さいアマゴはサツキマスの産卵に合わせてついでに放精させてもらおうと狙っている雄です。〈写真5〉

この写真では後の雄が口あけ産卵を促しているように見えますが、主催者の方によると、今年はすでに産卵後に埋め戻して山状になっている産卵床が見られ、暖かいわりに産卵時期が早くすでに多くは終了しているのではないかとのことでした。


この為この観察会中に産卵風景は見ることができませんでした。しかし今年もここまで無事に帰ってきてくれたことが確認でき嬉しい気持ちで帰路につきました。◆ 報告:堀



10/31「清流長良川の生き物・生活・産業 連続講座」のお知らせ

長良川河口堰の検証を進める愛知県が、「清流長良川の生き物・生活・産業」連続講座の第1回講座「今を生きる 逞しき伝統美 “鵜飼:川漁”」を10月31日(土)愛知大学名古屋キャン パスで開催します。是非、申し込みの上ご参加ください。


詳しくは愛知県ホームページ

http://www.pref.aichi.jp/0000085628.html

をご覧ください。


↓チラシ(参加申込用紙)ダウンロード

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第1回「清流長良川の生き物・生活・産業」連続講座 
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2015年 サツキマスの産卵観察会

恒例の「長良川水系・水を守る会」主催のサツキマスの産卵観察会が岐阜県郡上市にて開催されます。水中ビデオカメラをサツキマスの産卵床にセットし、モニターにて産卵行動を観察します。


【日時】

10月25日(日)12:00集合 ※小雨決行


【集合場所】

道の駅 明宝(岐阜県郡上市明宝大谷1015)

トイレ横ベンチ付近 ◆駐車場:道の駅 P (無料)


【申込み】

下記リンクのメールフォームよりお申込みください。

http://form1.fc2.com/form/?id=479788


主催:長良川水系・水を守る会


〈集合場所〉

【持ち物/服装】

軽食、飲み物、帽子、長靴、カッパ
•防寒具(結構寒いです)
 

あると便利:偏光グラス、双眼鏡

 

【スケジュール】

12:00 集合〜あいさつと注意事項連絡後、車にて移動
。

12:15 川(観察地)へ到着、観察スタート
。

15:00〜16:00 終了

 



小雨は決行します。ただし、前日までの降雨などで川が濁っている場合は観察は不可能となりますので中止します。



 

【備考】


昼食は済ませておいて下さい。軽食は持った方が良いです。



9.19「環境デーなごや2015」報告

さわやかな晴天の下、名古屋•栄の久屋公園で開催された「環境デーなごや2015」に出展しました。
よみがえれ長良川実行委員会のブースでは、よみがえれ長良川のパンフと10月31日に行われる愛知県の「河口堰検討委員会」主催の「清流長良川流域の生き物・生活・産業」連続講座の第1回 鵜飼:川漁の伝統と魅力の宣伝チラシなどを配布しました。愛知県民や名古屋市民のみなさんに長良川のことを考えて思い出してもらえたのではと思います。ご来場いただきありがとうございました。


“よみがえれ長良川 ステッカーができました♪

今回の出展にあわせ、2種類のPRステッカーを製作、販売しました。

後藤宮子さんが描かれた貴重な魚の生物画をデザインしたステッカーです。「魚たちが海と川を自由に行き来できる長良川を取りもどしたい」という思いを込めました。ぜひ広めてください。

 

ステッカーは本HP上にて販売受付を予定しています。詳細は追ってお知らせしますのでしばらくお待ちください。



9月17日「導水路」中止・控訴審判決言渡し

徳山ダム導水路裁判の控訴審判決が、9月17日(木)午後3時名古屋高等裁判所においてあります。

原告が明らかにした、

(1)新規利水の供給について

(2)流水の正常な機能の維持について

(3)事業からの撤退通知に費用負担金支払義務の帰趨について、

高等裁判所がどのように判ずるのか注目されます。
午後2時30分、高等裁判所前で事前集会を行った後に入廷しますのでご協力ください。

なお、判決言渡しの後、桜華会館(裁判所から徒歩5分)にて記者会見と報告集会がありますので是非最後までご参加ください。


▼名古屋高等裁判所•場所のご案内

http://www.courts.go.jp/nagoya-h/about/syozai/nagoyamain/index.html


環境デーなごや2015「よみがえれ長良川」ブースに家族連れでどうぞ

9月19日(土)、名古屋市栄の久屋大通り公園で「環境デーなごや」が開催されます。
環境デー名古屋実行委員会(名古屋市環境局)http://www.kankyoday.com/ の主催目的は、“出展者、来場者、ステージ出演者全ての人たちが分野・年代を越えて互いを知り、交流の場となることで活動の広がりへつなげたり、新たな担い手の活動のきっかけづくりとする。人作り・人の輪づくりを通して名古屋の持続可能な未来へつなげる。”というものです。環境団体、大学、行政、企業約160団体が参加します。
「よみがえれ長良川」実行委員会は長良川河口堰の開門調査実現!をアピールするブースを久屋広場(松坂屋の東)に設けます(添付図面をご覧ください)。近くに「藤前活動センター」や「ユースラムサールジャパン」同じ広場に「名古屋市上下水道局」のブースもあります。

友人ご家族お誘いあわせの上ご参加ください。


環境デーなごや2015

日時:2015年9月19日(土)10:00~16:00
会場:久屋大通公園(エンゼル広場/10番ブース

入場無料

http://www.kankyoday.com/chuogyoji/



7月28日 愛知県長良川河口堰最適運用検討会開催

7月28日(火)、愛知県長良川河口堰最適運用検討会が開催されます。

傍聴は人数制限(定員100名/先着順)がありますので、希望される方は早目の申し込みをおすすめします。


 第10回愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会

●日時:平成27年7月28日(火) 午前10時30分から

●場所:愛知県図書館 5階 大会議室

    (愛知県名古屋市中区三の丸1-9-3) 

●議題:(1)中部地方整備局及び水資源機構中部支社からの回答に関する検討

    (2)「清流長良川流域の生き物・生活・産業」連続講座について

    (3)その他

 

傍聴申し込み方法は下記「愛知県庁」サイトをご覧ください。申込締切は、平成27年7月20日(月)午後5時まで。

★追加情報(2015.07.18)

検討委員会の資料が事前公開されました。下記サイトをご覧ください。


10回愛知県長良川河口堰最適運用検討委員会 資料(予定)
http://www.pref.aichi.jp/0000085011.html


7月6日 国土交通省(中部地方整備局)へ要請行動で開門調査を訴える

よみがえれ長良川実行委員会は、7月6日(月)国土交通省中部地方整備局に対し長良川河口堰開門調査に向けた要請を行うとともに、前日のシンポジウムで採択した「よみがえれ長良川」集会宣言を手渡しました。

 

7月6日は河口堰が20年前閉鎖された日です。粕谷共同代表以下14名の要請団は、長良川河口堰の検証を進める愛知県と速やかに合同会議を開き開門調査に踏み切るよう訴えました。国側は「愛知県が論点をまとめてから」との言葉を繰り返し前向きな姿勢を示そうとしませんでした。

なお、この日、大村愛知県知事は記者会見で「粘り強く検証を進める」姿勢を明らかにしました。


〈 要請書 〉

要 請 書
                                                                                   2015年7月6日
国土交通大臣 太田昭宏さま
 
                                                                   よみがえれ長良川 実行委員会
                                                                   共同代表  粕谷志郎  亀井浩次
 
 平素からの河川行政へのご尽力に感謝いたします。
 
 私たちは、長良川を愛し、自然な長良川を取り戻して未来に手渡したいと願う者の集まりです。

 

 20年前のきょう7月6日、大きな疑問と懸念の声が渦巻く中、長良川河口堰のゲートが閉鎖され、 長良川は海から遮断されてしまいました。
 
 私たちは、7月4日~5日、岐阜市の長良川の畔に集いました。7月5日のシンポジウムで、別紙のようなアピールを採択しました。
 
 2010年、名古屋で開催された生物多様性COP10において、議長国である日本は「愛知ターゲット」をとりまとめました。日本政府(「国」)として、その実現に取り組むことが求められています。

国土交通省としても、1997年の河川法改正で河川管理の目的として盛り込まれた「河川環境の整備と保全」の中味をより一層深化していかねばなりません。
 河口堰で毎日、毎年採られている環境データは、1980年代の「河川環境」の考え方の水準のまま、水質指標の数値の改善や水産資源としてのいくつかの種の個体数の維持に限定されています。生物多様性、生態系への目配りは全くないと言っても過言ではありません。愛知ターゲットの中間年でもある今年こそ、国際公約を果たすために「国」も動くときです。
 長良川の再生のために決断をして下さい。 
 
  私たちは長良川を世界に誇れる豊かな清流とすることを願い、次のことを要望いたします。
 
                                          記
 
1.愛知県からの長良川河口堰開門調査の提案を、積極的に受け止めて下さい。
 ① 愛知県からの提案に応じて、速やかに合同会議を設置して下さい。
 ② 開門調査の具体的な時期や調査内容については、漁業関係者や研究者、環境団体関係者、法律家などを委員とする透明性・公開性のある委員会を設置し、広汎な市民の意見が反映できる ようにして下さい。
 
2.木曽川水系連絡導水路事業は、現在は凍結され、「検証中」となっています。積極的な必要論は出ていません。この事業を根拠づけている木曽川水系水資源開発基本計画(フルプラン)は全部変更の時期を迎えました。水需要の鈍化・減少は明白です。木曽川水系連絡導水路事業を、フルプランから外し、中止する方向で、検討して下さい。
 
                                                                                                以上

 


満員御礼!! 観察会、鵜飼観覧船の参加受付は終了しました。

「長良川環境観察会」「鵜飼観覧船で交流会」は、申込者が定員数となりましたので、

参加申し込みの受付を終了いたしました。多数のお申し込みありがとうございました。


開門調査実現めざし岐阜県に要請行動

2015年6月10日

岐阜県庁にて

6月10日(水)よみがえれ長良川実行委員会は岐阜県に対し、

①長良川河口堰の開門調査実現に取り組むこと

②徳山ダム導水路事業は要らない施設であるということを明らかにすること

③内ヶ谷ダム工事を中断し伝統的防災施設を活かす取り組みを推進すること

等を求め要請行動を行いました。

県側は、三戸雅文県土整備部次長兼河川課長が対応しましたが、私たちの要望を受け入れる姿勢を示しませんでした。この様子はNHKテレビや名古屋テレビでも放映されました。

※下記「要請書」をご参照ください。


実行委員会は、引き続き国(国土交通省中部地方整備局)に対しても要請行動を行います。日時会場は以下のとおりです。皆さん是非ご参加ください。

 

7月6日(月)16:00~

名古屋合同庁舎第1号館(名古屋市中区三の丸2-2-1)

11階小会議室にて


関連記事リンク:毎日新聞(2015.06.11)

http://mainichi.jp/area/gifu/news/20150611ddlk21040219000c.html


岐阜県へ提出した要請書

要 請 書
                                   2015年6月10日
岐阜県知事 古田肇 様

                                   よみがえれ長良川 実行委員会
                                   共同代表 粕谷志郎  亀井浩次

 平素から岐阜県政へのご尽力感謝いたします。
 私たちは、長良川を愛し、自然な長良川を取り戻して未来に手渡したいと願う者の集まりです。
 人口や資産が集積しながらもなお自然の姿を残す長良川とその流域は、県外、国外の多くの人々を魅了しています。
 昨年夏、岐阜県は「清流長良川の鮎 ~里川における人と鮎のつながり~」の世界農業遺産登録を目指して活動を開始されました。世界の人たちから公式に長良川の価値を認めて頂きたいと私たちも思います。
 今年3月、岐阜市長良と関市小瀬の「長良川の鵜飼漁の技術」が、国の重要無形民俗文化財に指定されました。長良川とその自然と伝統文化を愛する私たちにとっても慶事であり、これが世界農業遺産の登録へも大きなはずみとなることを願っています。

 同時に、大きな気懸かりもあります。

 一つは、今年が運用開始から20年の節目にあたる長良川河口堰の存在です。水生生物、水質、自然環境のどの指標からも、河口堰が海との連続性を絶ち長良川にマイナスの影響を与えているのではないか、という懸念は拭えません。川は海と繋がっているのが自然であり、生き物にとって川と海の連続性はとても大切です。このままでは、長良川のアユは人の手を借りないでは生息が維持できないかもしれません。岐阜市は長良川のアユを準絶滅危惧種としました。
 幸か不幸か長良川河口堰で新規に開発された水は16%しか使われておらず、他の水源からの振り替えも可能です。
 愛知県では河口堰検証プロジェクトチームを設けて河口堰の検証に取り組み、2012年1月に開門調査に関する報告書をまとめて愛知県知事に提言しました。それを受けて、愛知県では庁内検討チームを設置するとともに有識者による河口堰最適運用検討委員会を設置して、河口堰の開門調査実現の道を探っています。
 岐阜県としても、是非、長良川河口堰の開門調査に向けて取り組んで頂きたいと存じます。

 二つめは、木曽川水系連絡導水路のことです。異常渇水時に徳山ダムの冷たい水を長良川に流し込むことは、水生生物に大きなダメージを与えます。しかもその地点は岐阜市の鵜飼にとってはとても重要な“御料場”古津です。鵜飼への悪影響も心配です。岐阜県は一滴も使わない徳山ダムの開発水のために、岐阜県にとって大切な長良川を単なる用水路として利用させてしまって良いのでしょうか。

 三つめは、長良川の支流・亀尾島川最上流に建設されようとしている内ヶ谷ダムです。長良川の水は、源流部の自然豊かな森からもたらされます。貴重な源流部を壊してしまっては、長良川の豊かな自然は喪われてしまうかもしれません。

 私たちは長良川を本当に世界に誇れる豊かな清流とすることを願い、次のことを要望いたします。

                            記

1.世界農業遺産に相応しい長良川とするために、岐阜県としても是非、長良川河口堰の開門調査実現に取り組んで下さい。具体的な時期や調査内容などは、漁業関係者や研究者、環境団体関係者、法律家などを委員とする透明性・公開性のある委員会を設置し、広汎な市民の意見が反映できるようにして下さい。

2.木曽川水系連絡導水路事業は、現在、凍結され、国土交通省中部整備局等で検証中です。岐阜県は環境分野でさまざまな懸念を示し、国に回答を求めてきていますが、いまだに十分に納得できる回答はありません。この際、岐阜県にとっては要らない施設であるということを明らかにして下さい。

3.長良川をこれ以上人工構造物によって悪化させてはなりません。内ヶ谷ダムについては工事の中断も検討して下さい。洪水防御に関しては、里川の考えにのっとり、流域治水の考え方を採り入れ、伝統的防災施設を活かす方向で、流域住民と十分に話し合って下さい。

                                                 以上